栃木県警の男性警察官2人が昨秋、県内であった国体の警備業務の慰労会を兼ねた飲み会で、数人の男性の部下の服を脱がせて写真を撮ったり、暴行を加えたりした疑いがあることが、11日、警察関係者への取材でわかった。
2人は30代の警部補と巡査部長で、地域部機動警察隊の所属。昨秋、宇都宮市の飲食店で開いた飲み会で部下1人のTシャツを引き裂き、別の店に移動した後に服を脱がせ、写真を撮った疑いがあるという。別の部下の頭を手やタンバリンで殴打したとの情報もあり、県警が詳しい状況を調べている。
飲み会は昨年10月1日~11日に栃木県で42年ぶりに開催された「いちご一会とちぎ国体」の警備の慰労会を兼ねたもので、夕方から午後10時半過ぎまで続いた。十数人が参加していたという。県警幹部は取材に「個別の事案の回答は差し控える」としている。
機動警察隊はパトカーで街中をパトロールする部隊で、国体では会場周辺の警備業務などを担っていた。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル